何某の娯楽生活

何某です。本を読んだり、アニメ見たりした感想を週一でつぶやきます。よろしく願いします

ネタバレ上等!忙しい人向けの「流浪の月」あらすじ

こんにちは。何某(なにがし)と言います。

今日から読書感想のブログを作ってみようと思いたち、書いてみることにしました。

 

現在は在宅期間中なのですが、もともと冷え性だと本当につらいですね。手指と足首が凍えるほどです。もう春なのにひざ掛けが欠かせません。

 

そんな中、自粛中だし本を読もう、と手に取ったのがこちらの本

 

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「流浪の月」

表紙からしてイチゴアイスの物語であることをにおわせていますね。今日紹介するのは、今年本屋大賞を受賞した凪良ゆう(なぎら ゆう)さんの小説「流浪の月」(るろうのつき)です

 現在書店で平積みされているところ多く、目にしたことのある人もいるのではないでしょうか?

 

ジャンルは恋愛小説

登場人物として押さえておきたいのは3人です。最低、3人の名前がわかっていたらこの本を楽しめると思います。

 

 

以下、ネタバレになるので、注意してください

 

注意!
このブログは、
「話題の本の内容が、とにかく簡潔に知りたい!」
「職場で話題に上がる本だけど、会話についていけるぐらいの知識がほしい!」
「感想を求められた時、なんかいい感じのことを言ってその場を乗り切りたい!」
という人向けのものです。具体的なあらすじはできるだけ省いて、最低限これだけ知っていれば会話についていけるだろ!という情報だけで書いています。情緒もくそもありません。そこらへん、よろしくお願いします。

 「流浪の月」一言でいうと…?

主人公の更紗(さらさ)は、同棲していた亮(りょう)という男がいた。しかし、ある日、文(ふみ)という幼少期に一緒に暮らした男性に出遭い、かつての日々を思い出して「私は文と一緒に生きていきたい!」と亮を振った。

 

以上です。

 

私が抱いた感想は

「『幸色のワンルーム』で一度別れたけど、ヨリを戻した二人みたい」

でした。

 

もっと細かいあらすじ(なぜ更紗は文と暮らしていたのか?どうやって出遭った?亮は嫉妬しなかったのか?等)が知りたい人は、一番最後にリンクを張っておきますので、そこから購入しましょう。

登場人物(覚えるべき名前…★ できれば覚える名前…〇)

★家内更紗(かない さらさ)…主人公。女性。幼いころに両親と別れ、叔母の家で暮らす。しかし、その生活になじめないままでいたころ、文に誘拐され、その時の生活が忘れられないでいる。大人になって亮と同棲しつつアルバイトをしていたが、ある日立ち寄ったカフェで文を見つける。

★佐伯文(さえき ふみ)…男性。大学生の時、小学生の更紗を誘拐する。のちに警察に捕まり、実家で母親の監視下、軟禁状態になる。母親が死んだ後、名前を南文(みなみ ふみ)に変えて、趣味で喫茶店のオーナーをはじめ、更紗と会う。自分が男性として未成熟である(作中では明確な単語は用いられていないので注意)ことにコンプレックスを抱いている。

★亮(りょう)…男性。更紗と同居している彼氏。農家の長男で、結婚を急かされている。更紗の誘拐事件について、「犯人は極悪人、更紗はかわいそう」と考えており、文を敵視する。元々DVの気があり、更紗が文に近づこうとするのを暴力を使って止めてくる。

 

〇谷(たに)さん…女性。文と同居している。更紗の存在に気づき、ストーカー被害届を出そうする。

〇安西(あんざい)さん…女性。更紗のバイト先の人。娘の梨花との母子家庭。父親となる予定の人とデートに行く際、梨花を更紗に預ける

梨花…安西さんの娘。子供だがしっかりした子

以上です。

本当はここに加えて、更紗の両親や叔母の息子(更紗にとって従兄弟にあたる)、バイト先の店長なども加えるとさらに物語として成立してきます。

 

感想を求められたときは?

もしも感想を求められたときは、

「更紗と文のような、『世間からは認められなくても、私たちの愛はここにある』みたいな関係、いいよねえ。私もああいう彼氏or彼女作りたい~」

というのがベターかな。と思います。亮に焦点を当てるなら、

「暴力は確かにダメだけど、親に急かされて焦る気持ちはわかる。亮は本当に更紗のことが好きで、大切にしようと思っていたのに、報われないまま終わるのは心が痛むよね。」

とかはどうでしょう?報われない恋をしている人は谷さんの方が感情移入するかもしれません。私は谷さんが好きでした。登場回数は少ないのに存在感ありまくりなんですよね、彼女。

 

他にも、表紙のイチゴアイスにちなんだ感想だと、ちょっと物が分かっている感を出せるかもしれません。

作中にはイチゴアイスが多く登場します。これは、更紗の家庭が「夜ごはんにイチゴアイスを出す」家庭であるためです。本編では、「イチゴアイスをご飯に出すって、どう?」と更紗が聞くシーンが多くありますが、

イチゴアイスを食事に出してもいい…生活に堅苦しさを求めない。相手の自由を尊重する(文の家、更紗の実家など)

イチゴアイスは食事に出さない…決まった生活習慣がある。現代日本の「普通」を求め、相手にもそれを要求する人(更紗の叔母の家、亮の家、警察など)

といった意味があります。ここら辺を覚えたうえで、相手に「イチゴアイスを食事にしたい」とか言えば、面白く狂っている感を出せるのではないでしょうか。

 

 以上、非常にざっくばらんとした説明ですが、「流浪の月」に最低限必要な情報を選別してみました。勿論ですが小説としてめちゃくちゃいいもので、これはみんなに広めたいわ~という、本屋大賞納得のものでした。皆さんも時間のある時に是非読んでみてください。

 

 

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【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月

【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月

  • 作者:凪良 ゆう
  • 発売日: 2019/08/29
  • メディア: 単行本